今日は昨日放映されたテレビドラマの話を…。
冬のひまわり-「彩・生」より-
これは、第2回 読売・日本テレビ「ウーマンズ・ビート」大賞 カネボウスペシャル21で 優秀賞受賞作品「彩・生」をドラマ化したものです。新田順子さんという昭和46年生まれの方が、ご自身の体験をもとに書かれた話で、昨年夏に読売新聞紙上に掲載されました。
共働きをしながら、自閉症の息子を育てていた夫婦、息子が5歳のクリスマスイブの日、夫が交通事故にあい、頭部を打ち、意識不明の重態に。急性硬膜下血腫と診断され、緊急手術が行われ、命は取り留めたが重い脳障害が残ってしまった。精神活動と言語の中枢である前頭葉と側頭葉が大きく欠落しており、意識は戻ったが感情や言葉を理解することが出来ない状態に。回復を期待するなという医師に対し、自分の介護で何としても夫を元通りにしてみせると宣言、富士山の見えるリハビリセンターに夫を転院、そのリハビリの様子や自閉症の息子との関わり、療法士さんとの関わり、同じようにリハビリに励む本人と家族との関わりなどを描いています(一部、日本テレビのHPより内容抜粋しました)。
作者である新田さんの「受賞のメッセージ」
『つもりつもったたくさんの言葉は、多くの人の優しさというコップから溢れ出したのだと思います。家族という枠を超えても人はこんなにもあたたかい。私はとても非常識な現実の中で孤独との戦いの連続でしたが、ゼロから何度も立ち上がれたのは、諦めることをしない優しい人の「心」という力があったから。ありがとう。 』
新田さんのメッセージの中の「私はとても非常識な現実の中で孤独との戦いの連続でしたが」という言葉。書かれた話を読めば読むほど、そして今回映像になって尚更、重みのある言葉に感じました。また、育児と介護をしている方々、ほとんどの方がこの言葉のような気持ちを感じられた経験があるのではないかと思いました。
新田さんは本当に愛情深く、行動力のある素晴らしい方だと思います。また、私は勝手に同じ育児と介護を行う同士だと思っています(笑)。これからも、色々な困難があるかもしれませんが、きっと乗りきっていく力をお持ちの方だと感じました。
それと、今回交通事故にあい、脳に重い後遺症を持った夫の役を演じた吉田栄作さん。失語や認知障害などによる表情や発声が、私の亡くなった父(脳梗塞で同じような障害が残りました/発病後、かなりの回復をみせましたが、2年1ヶ月後、肺がんにて逝去)と非常に似ていて、なんとなく不思議な感覚になりました。吉田栄作さんは、この後遺症について相当勉強されたのだろうなと思いました。迫真の演技でした…。主人公の妻を演じた沢口靖子さんも、新田さんの「私はとても非常識な現実の中で孤独との戦いの連続でしたが」という言葉をそのまま演じきったという感じでした。素晴らしい作品でした。
余談ですが、この『第2回 読売・日本テレビ「ウーマンズ・ビート」大賞 カネボウスペシャル21』、以前は『カネボウヒューマンスペシャル』といっていたもの。一番古いものは、江川晴さんの「小児病棟(1980年)」です。まだ私は13歳でしたが、新聞に掲載されたものを読み、テレビドラマも視聴していました。それからこのシリーズにはひかれるものがあり、毎年読み、見つづけています。何かの縁なのでしょうか、就職して9年10ヶ月働いていた会社が実はカネボウ。ここのところ経営状態が良くなくて、産業再生機構の御世話になるということで、ちょっと心配だし寂しい気持ちです。ウーマンズ・ビートの主人公のように、カネボウも頑張って会社を立て直していって欲しいなと思っています。元社員の私が言うのもなんですが、結構いい商品作っているんですよ>カネボウ。介護福祉関連の商品も出しています。もし見かけたときには、1度お手にとってみてくださいませ。
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